2021年11月4日 12時27分

 岸田文雄首相は4日午前、自民党幹事長に起用する茂木敏充外相の後任について、「次の組閣までは、私が外務大臣を兼務する」と述べ、新外相が就任する来週まで自身が兼務する考えを示した。首相官邸で記者団の取材に応じた。

 政権が発足して1カ月たったことについて問われ、首相は「自民党総裁選挙、組閣、解散総選挙。スピード感を持ってこうした取り組みを進めてきた。これからは政策の実行だと思っている」と述べた。

 10月31日投開票の衆院選で、自民党は国会を安定的に運営できる「絶対安定多数」の261議席を確保。連立を組む公明党とあわせて293議席とした。首相は「総選挙を通じて国民のみなさんの信託をいただいたいま、スピード感をぜひ政策の実行に向けていきたい」と強調。
「コロナ対策、経済政策、また外交安全保障。こうした重要な課題が山積しているが、ぜひ政策の実行に向けて丁寧に取り組みを進めていきたい」と語った。

https://www.asahi.com/articles/ASPC4431RPC4ULFA00F.html