布マスク余剰問題「当時は適切に判断」 官房副長官
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA272US0X21C21A0000000/

2021年10月27日 13:03

磯崎仁彦官房副長官は27日の記者会見で、政府が新型コロナウイルス対策で介護施設などに配るため調達した布マスクについて説明した。3月末時点で3分の1程度が倉庫に保管されていたと日本経済新聞が報じたことに関し「おおむね事実だ」と認めた。

磯崎氏は「当時の状況においては適切だった」と語った。「昨年度はマスクの需給が非常に逼迫し、入手困難な状況になっていた」と述べた。

政府の見通しの甘さへの指摘には「介護施設向けは一律配布から希望に応じた随時配布に見直した。調達などで特に問題があったとは考えていない」と話した。

保管している余剰マスクの利活用については「今後必要に応じて検討していきたい」と主張した。