自民党総裁選挙をめぐり、菅首相は30日、立候補に意欲を示している下村政調会長を官邸に呼んで、立候補するか、政調会長を辞任するかの決断を迫り、下村氏が立候補を断念する意向を固めたことがわかった。

自民党幹部によると、菅首相は、官邸で行われた下村氏との会談で、新型コロナウイルス対応の経済対策について「総裁選に立候補するのであれば、政調会長として取りまとめを任せられない」との認識を伝え、立候補か、政調会長の辞任か選択を迫ったという。

このあと、下村氏は、政調会長を務める下村氏の立候補に否定的な安倍前首相とも会談した。

これらの会談を受け、下村氏は、総裁選への立候補を断念する意向を固めた。

30日、正式に表明する見通し。

FNN
2021年8月30日 月曜 午後2:39
https://www.fnn.jp/articles/-/231545