未来世紀チャイナ(50)
2020年1月7日、中国の保険当局が武漢市を中心に発生、流行している原因不明の肺炎を新型コロナウイルスによるものと特定した。
新型コロナは初期の段階では『武漢肺炎』と呼ばれ、発生地が明確だったのに、中国の工作で呼び方が新型コロナ(もしくはcovid19)に変わってしまった。
更に新型コロナの存在を公表した現地・武漢市の医師を「虚偽情報を流した」として「自己批判」させた。
これが感染拡大防止の初動を躓(つまず)かせる結果に繋がった。
新型コロナは無症状感染者という厄介なキャリアーを発生させる。
それが1月下旬から始まる中国の正月『春節』によって中国各地、更には海外へと広がった。
中には解熱剤で症状を隠して旅行した者もいる等、中国人の伝染病に対する認識の甘さ、責任感の欠落が目立つ。
但し金に物を言わせた世論工作は中国政府のお手の物で、当時のテドロス事務総長をトップとするWHO(世界保険機構)の対応を遅らせるのには成功した。
1月16日、日本国内で初めての感染者が発見された。21日には台湾とアメリカでも感染者が見つかり、急速な感染拡大を裏付けている。
明らかにグローバリズムの物流網が感染範囲を広げる役割を担った。
愚かにも我が国の安部内閣は「春節インバウンド」と呼ばれる中国からの観光客が落とす金が欲しくて入国制限を行わなかった。
そして日本へ入国した中国人が夜の街でコロナウィルスをまき散らし、性風俗関係者に伝染させた。
新型コロナは唾液を媒介して感染が広がるので、キスや肉体の接触が多い業種がまず感染したわけだ。
我が国で新型コロナ流行初期にホスト、キャバ嬢等の風俗関係者が流行の原因だったのはそういう背景がある。
新型コロナは2月の内に全世界で感染者が発見されたが、WHOはパンデミックだと認めようとしない。明らかに中国への遠慮である。
その間にも中国は武漢市周辺の交通を遮断して所謂ロックダウンを始める。
自分の国だけは助かりたいというエゴイズム剥き出しの有様だ。
3月11日、周辺からの突き上げでWHOがようやく新型コロナのパンデミックを認めた。
我が国の安部内閣は当時予定されていた日中首脳会談に固執するあまり、コロナ対策を後回しにしてしまった。
これが安部氏の支持率低下と辞職の原因になった。
(51)へ続く