ついに“ハマのドン”が菅首相に最後通牒を突き付けた。

 22日投開票の横浜市長選をめぐり、ジャーナリストの横田一氏が17日、かつて菅首相と「蜜月関係」にあったとされる藤木幸夫・横浜港ハーバーリゾート協会会長(90)を直撃した。

藤木会長はこの日、同市内で行われた市長選候補の山中竹春・元横浜市大学教授(48)の総決起集会に出席。横田氏はあらためて、藤木会長に「影の市長こと、菅(首相)さんの支配から脱却すると(いうことか)」と問うと、藤木会長は「そこまで具体的に言わなくても、分かっていることだから。分かり過ぎてしまっているでしょう」と答え、こう続けたという。

「菅はもうすぐ終わりじゃない(のか)」

 そして別の記者が「コロナの感染爆発は菅さんの責任か」「コロナ対策に失敗した菅政権の審判をする選挙でもあるのか」と聞くと、藤木会長は一つ一つの言葉を噛み締めながら、強い口調でこう語った。

「当たり前でしょう。そうなってしまっているじゃない。俺に聞かなくても分かる。子供でも分かる。山中が当選して菅は終わりですよ。決まりだろう、そんなこと」

「マスコミはもっと(菅首相を)責めてもいいのではないか。提灯を持つ文章が多いね。言論人の連中でね。よく、こんなお世辞みたいなことを言えるなと」

 どうやら菅首相は国民はもちろん、自身の政治活動を長く支えてきた“後ろ盾”の信頼も完全に失ったようだ。

日刊ゲンダイ
21/08/18 12:00
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