>>154
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枝葉末節じゃなくて、こーゆー説明でいいかな?


RaTG13(コロナウイルスの1種)は2013年に中国雲南省のコウモリから武漢ウイルス研究所が採取して持ち帰った。武漢ウイルス研究所はゲノム編集によってコロナウイルスの機能獲得実験を実施していた。武漢ウイルス研究所の研究者である石正麗氏はRaTG13のゲノム分析を実施した論文をネイチャー誌に発表している。

武漢で新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)が発生した後、新型コロナウイルスとRaTG13の塩基配列は96.2%が一致し、発見されているコロナウイルスの中でRaTG13は新型コロナウイルスに最も近いことが判明した。しかし、不思議なことに、新型コロナウイルスがヒト細胞に侵入するために重要なスパイク蛋白質(受容体結合/RBD)の塩基配列はRaTG13と大きく異なる。

武漢ウイルス研究所漏洩説では、新型コロナウイルスのスパイク蛋白質S1とS2の間にある「フーリン切断部位」が鍵で、石正麗氏らが感染力を増大させるために機能獲得実験で元のRaTG13に人工的に挿入したと考えている。

中国共産党が身の潔白を証明するには、武漢ウイルス研究所のデータベース開示が不可欠だが、強硬に反対している。

他方、自然発生説を証明するのは簡単で、新型コロナウイルスと同じ塩基配列を持つ宿主(感染した動物)を見つけ出せば終わり。実際、SARSコロナウイルスとMERSコロナウイルスでは1年経たずに宿主が特定された。世界の研究者達による懸命な捜索にもかかわらず、新型コロナウイルスの宿主は未だ発見されていない。

ちなみに、捜索の過程でマレーセンザンコウを宿主とするコロナウイルスのスパイク蛋白質が新型コロナウイルスに似ていることが判明した。そのためマレーセンザンコウ経由でヒトに感染したという仮説が中国共産党のプロパガンダで広がった。しかし塩基配列は最大でも92.4%しか一致していない。マレーセンザンコウが宿主というのは無理。


いずれにしても、米国バイデン米大統領が情報機関に対して新型コロナウイルスの起源をめぐる調査を報告させる期限が今月下旬に来る。細かい話はそれからでも遅くない。

ご苦労さん。