新型コロナウイルスのワクチン不足を巡り、大井川和彦茨城県知事は一日の全国知事会ウェブ会議で、国が五月に承認したアストラゼネカ製を市町村に配分するよう、政府に要請した。
 知事は「コロナの感染拡大とワクチン接種の競争になっている」と述べ、「市町村は接種態勢を整えた。しっかりと進めていくことも非常に重要」と強調、アストラゼネカ製を含めたワクチンの大幅な供給増を求めた。
 県が三日に、政府に緊急事態宣言の発令を要請することについては「人流が減っていない状況の中で、地方は医療資源が限られており、大変な危機感を持っている」と述べた。(保坂千裕)

東京新聞
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121200