日本テレビは情報番組でアイヌの人たちを傷つける差別的な表現をした問題で、来月下旬に検証番組を放送することを明らかにしました。

日本テレビがことし3月に放送した情報番組「スッキリ」の中で、アイヌの人たちを傷つける差別的な表現があった問題では、BPO=「放送倫理・番組向上機構」が今月21日、アイヌ民族や差別問題についての基本的知識が決定的に不足していたという明確な要因があったなどとして、放送倫理違反があったと結論づけました。

この問題で日本テレビは、来月26日の午前8時から始まる情報番組の中と、29日の午前2時半から経緯などを検証する特別番組を放送することを明らかにしました。

番組では、なぜ差別表現をそのまま放送したのかや、制作現場のチェック体制などについて検証するということです。

日本テレビでは「アイヌ民族、関係者の皆様に心からおわびします。テレビ局にとっては起こしてはならない事案で痛恨の極みです。再発防止に全力を挙げていきたいと思います」としています。

NHKニュース
2021年7月27日 6時36分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210727/k10013161801000.html