自民党宮崎県連は24日の役員会で、同党の武井俊輔衆院議員(46)=宮崎1区=について、次期衆院選で党本部に公認申請しない方針を決めた。秘書が運転し、武井氏も同乗の乗用車が東京都内で8日、自転車との接触事故を起こしそのまま走り去った問題を受けた対応。27日の県連選挙対策委員会で正式決定する。

 車は車検と自賠責保険が切れていたことも判明している。県連の星原透会長によると、党所属の県議らから「法律を作る側が破るのか」などと公認に反対する意見が多く寄せられていたという。星原会長は「残念だが(県議らの)意見を尊重せざるを得ない」と述べた。

 武井氏は2012年に宮崎1区で初当選し3期目。武井氏は事務所を通じ「関係団体からも支持をいただいており、立候補に向けた準備を粛々と進める」とのコメントを出した。【塩月由香、杣谷健太】

毎日新聞
2021/6/24 20:52
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