東京オリンピック・パラリンピックをめぐり、コロナ分科会の尾身会長は「緊急事態宣言が出ている状況での開催は避けるべき」との認識を示しました。

 「オリンピックによってオリンピックに気兼ねしてですね、コロナ対策が歪められるリスクがあると思うんですが、尾身先生いかがですか」(立憲民主党 長妻昭副代表)
 「緊急事態宣言の中でのオリンピックなんていうことを絶対に避けるということ。たったあと数ヶ月なんですよ。この間に何が何でもこのそういう状況、緊急事態宣言を出すような状況、ああいう状況を避けるための努力を今日からもう今までやってるわけで、さらに強くする必要があると思います」(コロナ分科会 尾身茂会長)

 東京大会の開催をめぐっては、IOCが先月、緊急事態宣言が出ている場合でも開催する考えを表明した一方、政府は宣言下でも開催するかどうかについては明言を避けています。

 尾身会長は、けさの国会で「オリンピックを契機とした人の動きを抑えることが大事」としたうえで、宣言が出されている状況での開催については「絶対に避けるということ」と釘を刺しました。そのうえで、具体的な影響の分析について、今月20日ごろまでに政府側に伝えたいとの考えを示しました。

TBS NEWS
4日 11時24分
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