>>881 の書き起こし

山添拓
独法化、独立行政法人化というのがそれだけ聞くと果たしてそれでどうなるのかがよく分からないところがあると思うんですけど

福手ゆう子(共産・都議候補)
都立病院の役割というのがそもそも民間医療機関だけでは担えない医療、「不採算」と言われる医療を
都立病院が引き受けて都民に医療を提供するという役割が使命としてあるんですけども、
それをできるのもそもそも東京都が財政支援をしているからできるというのがあります。
それを東京都が直接経営に責任を持っているのを切り離して独立採算でやるということになれば
やはり利益を追求するという医療に変わり、儲ける医療に変わっていき
それはやはり「儲からない」「不採算」な医療は縮小したり、廃止をしていくということでは
都民の医療サービスが低下することは必然。

山添拓
今は「不採算」というか赤字でもやっていいよということになっているんですね

福手ゆう子(共産・都議候補)
そうですね。それが、不採算の部門を担うのが都立業院の役割ですから

山添拓
要するに誰もやらないところ、民間が他にやっていればいいんでしょうけれど
民間で採算が取れないけれども必要な医療があって、感染症対策などはまさにそうだと思うんですけど。
もともと医療機関が診療報酬が低すぎるとか、いつでもベッドを満床にしておかないとペイしないような
黒字にならないような状態に置かれていると、その中でいつ来るか分からない、
というか来ないかもしれない感染症対策をやっておくというのは、それは経営合理性かお金の感覚でいえば
もったいないとか無駄だということになりがちですよね。だから都立病院がやっていると。