https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210430/dom2104300007-n1.html
 政府は27日の閣議で、慰安婦問題に関して「従軍慰安婦」との表現は適切でなく、単に「慰安婦」という用語を用いるのが適切だとする答弁書を決定した。この重要な答弁を引き出す質問主意書を提出した、日本維新の会の馬場伸幸幹事長に真意を聞いた。

慰安婦問題

◆「大きな一歩に」

 「答弁書を見て、やっと『正論』が通る時代になったと感じた。戦時中の歴史の見方を転換させる大きな一歩になった」

 馬場氏は語った。

 地元の大阪府堺市の市議時代から、「中学校などの歴史教科書は偏向的だ」と感じていた。衆院議員に転身後の2014年、朝日新聞は吉田清治氏による「慰安婦強制連行」の証言を虚偽と認め、一連の報道を「誤報」として取り消した。だが、状況は簡単に変わらなかった。

 最近も、ドイツに慰安婦像が設置された。今春から使われる中学校の歴史教科書には、1993年の河野洋平官房長官談話(河野談話)で用いられた「従軍慰安婦」という記述が復活した。

 馬場氏は、こうした動きは看過できないと、日本政府の考えを改めて問い直すため、今月16日に質問主意書を提出し、回答を待ったという。


(略)