https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210423/pol2104230006-n1.html
 中国の軍事的覇権拡大など、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増し、日本国憲法への向き合い方が問われている。夕刊フジは「日本国憲法のあり方を考えるシンポジウム3」(協力・アパホテル)を22日夜、有楽町よみうりホール(東京都千代田区)で開催した。史上最長政権を率いた安倍晋三前首相や、ジャーナリストの櫻井よしこ氏が特別参加し、夕刊フジで常連の保守論客も熱弁をふるった。新型コロナの感染防止対策がとられるなか、約1000人の出席者が聞き入っていた。

 第1部では、櫻井氏が基調講演を行い、中国の脅威や、米ワシントンで16日に開催された日米首脳会談、憲法9条の問題などを取り上げた。

 櫻井氏は「70年以上もつまらない憲法を抱いて、何もできない日本国に成り果てた」「工夫して憲法の解釈を変えてきたが文言を変えていないので、自衛隊を動かすことに慎重だ。『台湾有事』『沖縄有事』のときにどうするかを、リアルに国民と話し合い理解を深め、議論しておくことが大切だ」と語った。

 第2部の冒頭、イベント開催に協力したアパグループの元谷外志雄代表による、「守るべき日本を残すために、1日でも早く憲法改正が成し遂げられることを願っている」というビデオメッセージも紹介された。

 注目のパネルディスカッションには、安倍氏と、米カリフォルニア州弁護士のケント・ギルバート氏、ジャーナリストの有本香氏も加わり、激論を展開した。

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