https://news.yahoo.co.jp/articles/549af7c9715a1367984ec3d19d30db020cac8b81
 新型コロナウイルス対策で、韓国の文在寅大統領が自慢してきたのが「注射器」である。

【写真】日本人は知らない…いま韓国で本当に起きている「ヤバすぎる現実」

 韓国では、LDS=「Low Dead Space」、つまり最小残留型と呼ばれる特殊な注射器の量産が2月からスタートし、韓国が誇る“K-注射器”と持ち上げてきた。 通常の注射器ならコロナワクチンが1瓶あたり5回しか接種できないところを、K-注射器なら6回可能になるという触れ込みだった。

 しかし、先日、そんな注射器から混紡繊維と見られる異物の混入などが発覚。韓国国内が話題騒然となっている。
文在寅「自慢」のコロナ対策で失政が続々と…

文在寅大統領の自慢だったが… photo/gettyimages

 韓国では、LDS=Low Dead Space、つまり最小残留型と呼ばれる特殊な注射器の量産が2月からスタートし、3月からは月2000万個まで増産する計画があった。この注射器ならば、一般の注射器であればファイザー製のワクチン1瓶あたり5回しか接種できないところ、1瓶あたり6回、担当する人間の経験によっては7回の接種が可能で、貴重な新型コロナワクチンを無駄にすることがないと喧伝されてきた。

 日本では1瓶あたり5回分しか接種できない一般的な注射が主に使用されていたため、韓国のメディアやSNS上では「日本より韓国のほうが優れている」、「日本には開発する技術がない」、「日本が韓国に頭を下げて頼んでくれば売ってやらなくもない」などというようなコメントが見られた。

 そして、自慢すべき“K-防疫”、“K-注射器”と、文在寅大統領を筆頭に韓国全体が沸いた。
韓国政府はすぐに「事実」を公表しなかった

 しかし、そんな“K-注射器”の名声も束の間、韓国貿易当局は4月17日、注射器に繊維質と見られる異物が発見され、その注射器70万本が回収見込みだと明らかにした。問題の注射器から異物が発見されたという報告は20件以上にのぼったそうだ。

 すでに報じられているところでは、発見された異物は“混紡繊維”であると見られており、専門家が言うには、この遺物が注射器のフィルターを通過するのは不可能であり、体内に注入された可能性は極めて低いという。そして、韓国政府は、異常反応が報告された事例はないと述べた。

 もちろん、そうだからと言って安心できるものではないだろう。この異物混入の最初の報告は2月27日だったが、韓国政府はこの事実をすぐには公表しなかったことも問題視されている。

 異物混入が発見されたきっかけは、医療従事者が注射器にワクチンを入れる際、注射器内に繊維のように見える異物を発見したことだ。最初の報告が上がってから検品は強化されなかったのだろうか。また、医療器具を製造する工場であるのに、製品を梱包する前に検品は行っていなかったのだろうか。

 当該企業はもちろんのこと、この重大な問題に直ぐに対応しなかった文在寅政権への不信感が韓国内で高まっている。

 事実、SNSでは「文在寅大統領が自慢するものは、時間が経てば全部詐欺w」などといったメッセージも見られる。
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(略)