読売新聞社は25日投開票の名古屋市長選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。4期目(5選)を目指す現職の河村たかし氏(72)がやや先行し、新人で前市議の横井利明氏(59)が追う展開だ。有権者の約3割は態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 自身が率いる地域政党・減税日本の推薦を受ける河村氏は、自民支持層の5割弱、無党派層の4割弱に食い込んでいる。自民、立憲民主、公明、国民民主が推薦する横井氏は、公明支持層の7割、立民支持層の5割弱を固めた。自民支持層は4割、無党派層の支持は2割にとどまる。

 争点として重視する問題(複数回答)は、新型コロナウイルス対策73%、福祉や高齢化対策72%など。

 調査は16〜18日、名古屋市を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1388世帯の中から751人の回答を得た。回答率は54%。

読売新聞
2021/04/18 22:00
https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20210418-OYT1T50139/