新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」が12日、東京都へ適用されたことを受け、小池百合子知事は「ウイルスと新たな変異株と、素手で闘うためには、みなさま方のご協力が欠かせない」と呼び掛けた。都庁で報道陣に答えた。
 この日、高齢者へのワクチン接種も始まった。小池知事は「ほんのごく一部であります。国においては、ワクチンの量の確保、早期の確保、これをお願いをしたい」と述べた。
 変異株の拡大などで都内の感染者数は増えている。人出を抑えるため、企業に対してテレワークの徹底などを求めた。
 さらに小池知事は「この重点措置の期間は、いま、ワクチンがない中で、どうやって感染を防止するかというのは、これまで通りのようではあっても、そこをお守りいただけるかどうか、そこにかかっています」とした上で、「素手で闘っていると。このこと、何度も申し上げています」と強調した。

東京新聞
2021年4月12日 13時09分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/97537