参院広島選挙区再選挙が8日に告示されたのを受け、社会調査研究センターは10日、広島県内の有権者を対象に電話世論調査を実施して情勢を探った。諸派新人の宮口治子氏(45)=立憲民主党、国民民主党、社民党推薦=がリードし、自民党新人の西田英範氏(39)=公明党推薦=が追う展開となっている。回答者の3割が「まだ決めていない」としており、投票日の25日までに情勢が変わる可能性がある。

 調査は10日、コンピューターで無作為に数字を組み合わせた固定電話の番号に電話をかけるRDS法で対象者を抽出。自動音声応答(オートコール)で質問し、1066件の有効回答を得た。

 2019年の前回参院選を舞台にした大規模買収事件で、公職選挙法違反で有罪が確定した河井案里元参院議員の当選無効に伴う再選挙。案里氏の夫克行元法相(衆院議員を辞職)も起訴されたこの事件を投票判断の材料として重視するかを調査で尋ねたところ、…

毎日新聞
2021/4/11 05:30
https://mainichi.jp/articles/20210411/k00/00m/010/014000c