東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は24日、25日にスタートする五輪の国内聖火リレーの第1走者について、2011年サッカー女子ワールドカップ(W杯)ドイツ大会で初優勝した日本代表「なでしこジャパン」で監督として指揮を執った佐々木則夫さんら当時のメンバー16人が参加すると発表した。主将を務めた澤穂希さんは体調不良のため辞退したという。

 記者会見に参加した佐々木さんは「(澤さんは)参加したく準備をしてきたが昨日電話があり、調子が良くないとのことでした」と明かした。その他にも川澄奈穂美選手ら海外でプレーする現役選手らも入国制限措置や公式戦の日程などを理由に参加が困難として辞退を申し出ていた。

 聖火リレーは福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」(楢葉町、広野町)を出発し、約1万人のランナーが121日間の日程で全国47都道府県を巡る。【村上正】

毎日新聞
2021/3/24 14:16
https://mainichi.jp/articles/20210324/k00/00m/050/207000c