NTTによる総務省幹部の高額接待問題で、自民党の野田聖子幹事長代行と坂井学官房副長官は11日、同社からそれぞれ総務相と総務副大臣在任中に接待されていたとの週刊文春の報道を受け、関係者と会食した事実を認めた。

 野田氏は党本部で記者団の取材に応じ、2度の会食は事実とした上で「仕事についてはほとんど話していない。プライベートな会合との認識だった」と主張。1回目の料金は割り勘で支払い、2回目はNTT側が負担していたため、報道を受けて同社側に返済したという。2回目の会食相手は、NTT西日本の村尾和俊社長(当時)ら。
 一方、坂井氏は事務所を通じてコメントを出し、「会食は事実だ」と認めた。「篠原弘道NTT会長から知人を紹介するとお誘いを受けて会食した」と説明。「飲食代は相手側の支払いだ。金額は聞いていない。会食の場で総務省の業務に関する要請や要望は全くない」と強調した。

時事通信
2021年03月11日12時44分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021031100677&;g=pol