自民党の二階俊博幹事長は8日の記者会見で、福岡県知事選(25日告示、4月11日投開票)をめぐり、8日に面会した元国土交通省局長で一般財団法人運輸総合研究所の奥田哲也専務理事に出馬見送りを要請したことについて「1人しか当選しないところへ2人出しても、どうしようもない。一本化は常識で、当たり前のことを言っただけだ」と説明した。

 二階氏は、候補者調整に関して「どうしようもないときは決戦をしてもらわないとしようがないが、できるだけ調整するのは選挙対策として当たり前のことだ」とも語った。

 知事選をめぐっては、3日に福岡県の服部誠太郎副知事が自民党県議団などの要請を受けて出馬を表明。一方、県選出国会議員の一部に奥田氏を推す声があり、保守分裂選挙となる可能性が出ていた。

産経新聞
2021.3.8 21:28
https://www.sankei.com/politics/news/210308/plt2103080033-n1.html