コロナ対応、超勤月378時間も 河野行革相「相当ひどい」―政府対策室:時事ドットコム:
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021030500852

2021年03月05日20時34分

 政府は5日、新型コロナウイルス対応を統括する内閣官房の対策推進室で、平均の超過勤務時間が今年1月、122時間に上ったと明らかにした。単月の「過労死ライン」とされる100時間をはるかに超え、最も多かった職員は378時間だった。無所属の安達澄参院議員の質問主意書に答えた。

同室には1月末現在、102人が勤務。超勤の平均は昨年11月が69時間、同12月が77時間で、1月が突出して多かった。同室は「国会対応や緊急事態宣言発令に伴い、専門家らとの調整事務が増えた」と説明している。

河野太郎行政改革担当相は5日の記者会見で「相当ひどい。黒(ブラック)を通り越している」と述べ、関係部署に改善を促す考えを示した。
 一方、対策室で昨年11月〜今年1月の平日にテレワークを行った職員はゼロだった。西村康稔経済再生担当相は、民間企業で出勤抑制が進まないことに「生産性が上がらない、社内ルールがあるなど、言い訳がなされている」と批判していたが、足元の対策が徹底できていない実態が明確になった。