愛知県の大村知事に対するリコール運動を巡り、アルバイトが署名を偽造した事件で、アルバイトの給与の総額が少なくとも千数百万円に上っていたことが分かりました。

 リコール運動を巡っては、県の選挙管理委員会の調査で提出された署名のうち8割以上に無効の疑いがあるとされ、運動を主導した団体の関係者が名古屋の広告関連会社に、アルバイトを集め署名を偽造するよう発注したとみられています。

 当初の発注額は数百万円で、発注書にはその金額と共に、リコール団体の幹部のものとみられる署名と捺印があったとみられています。

 その後の関係者への取材で、広告関連会社が下請け会社などを通じてアルバイトに支払った総額は、少なくとも千数百万円に上っていたことが新たに分かりました。

 署名が目標に達しないと判明し、団体側から追加で署名偽造の依頼があり、広告関連会社は受注額を大幅に超えたため1000万円ほど赤字になったとみられています。

 愛知県警は24日から、選管に提出された署名簿の差し押さえを始めていて、事件の全容解明を進める方針です。

東海テレビ
2/25(木) 11:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/b707cf627e91d7733536f7febc9083e3030a8e39