https://www.zakzak.co.jp/soc/news/210220/pol2102200005-n1.html
 菅義偉首相は19日夜、先進7カ国(G7)首脳によるテレビ電話会議に初めて参加した。新型コロナウイルスに打ち勝った世界の結束の証として、東京五輪・パラリンピックを今夏、安全・安心なかたちで開催する並々ならぬ決意を説明した。首脳声明では、「日本の決意を支持する」と明記された。また、東・南シナ海で一方的な現状変更を試みる中国には毅然と対峙(たいじ)する姿勢を表明した。



 「(新型コロナの感染拡大が続く)このような状況のなかで、安全・安心な東京大会を目指して(準備を)進めていることに支持を得られた。大変、心強い」「開催への疑念の声はまったくなかった」

 菅首相は首脳会議後、記者団にこう語った。

 会議では、IOC(国際オリンピック委員会)と連携し、大会成功を目指す考えを強調し、各国の理解を得た。

 さらに、新型コロナの克服にも全力を挙げる考えを示し、発展途上国にもワクチン供給を目指す枠組み「COVAX(コバックス)」に日本から2億ドル(約210億円)を拠出し、支援する考えを表明した。

 新型コロナ禍で、人権抑圧や軍事的覇権拡大を続ける中国についても議題になった。


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