連合は4日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長の女性蔑視発言に対し「偏見に満ちた差別発言で、断じて許せない」と抗議する相原康伸事務局長名の談話を発表した。

談話では、森氏が東京五輪・パラの開催可否について世界的な注目が集まる中で発言したことを重視。「単に五輪などの開催だけにとどまらず、日本の人権感覚が国際社会からも疑われかねない」と指摘した。

森氏は4日に発言を謝罪、撤回を表明したが「それだけで国内外からの批判は払拭(ふっしょく)できない。男女共同参画社会の実現に向けて地道に取り組んでいる人々をも愚弄(ぐろう)している」と批判、さらに説明するよう求めた。(共同)

日刊スポーツ
2021年2月4日22時1分
https://www.nikkansports.com/olympic/tokyo2020/general/news/202102040001246.html