要約

ヒトパピローマウィルス(HPV)ワクチンは
多数の重大な有害反応との関係が論じられている。

その症状は多彩で長期間にわたって重層的に現れる。

HPV ワクチンの有効性・安全性を巡る議論には
以下のような欠陥が見落とされている。


(1)自己免疫疾患の遺伝的基本が考慮されていないため、
そのことを配慮していない議論は
ワクチンの安全性を保証することにならない、

(2)HPV には免疫回避の機序があるので、
HPV ワクチンが有効に働くためには
長期間にわたって
異常に高い抗体価の維持が必要であることを
無視している

(3)HPVワクチンの効果は限られている、 等である。


両ワクチンの特筆すべき点は、
重篤な有害事象の発生数にある。

使用経験の多いワクチンに比し
新規導入ワクチンでは
有害事象報告が多くなる可能性を考慮に入れたとしても、
これらの数値は、他のワクチンよりも格段に多い。
 
http://yakugai.gr.jp/topics/file/Lessons_learnt_in_Japan_from_adverse_reactions%20_to_the_HPV_vaccine_a_medical_ethics_perspective_IJME2017_Japanese_version.pdf