>>73
1945年7月、アメリカとソ連の2度目の会談が行われることになりました。「ポツダム会談」 と言います。
この会談では、主に日本をどうするかが話し合われました。

ソ連側は、
「準備が出来次第、対日参戦を行う。
終戦後、各国が占領している地域は、そのままその国が統治とする」 という主張を行いました。

これは ヤルタ会談の時の決定と同じようなもので、
日本に領土を広げたいソ連としては当然の主張と言えます。

特にソ連は、太平洋方面への理想的な軍港・軍事基地を建設できる、
北海道の占領を望んでいたと言われています。

アメリカ側としては、
ソ連に日本を占領して貰っては困る上に、日本はもともと資本主義国であり、
ソ連とも対立していたため、終戦後は資本主義陣営の味方に出来ると同時にソ連に対する盾にもなる、と考えていたからです。