https://www.zakzak.co.jp/soc/news/201226/for2012260004-n1.html
 新型コロナウイルスの感染が広がる韓国が、「ワクチンパニック」に陥っている。主要先進国は人口相当分を超えるワクチン確保にめどをつけているが、韓国が確保できたのは人口の約半分に過ぎず、韓国メディアは文在寅(ムン・ジェイン)政権批判を強めている。

文在寅大統領

 韓国政府は米ジョンソン・エンド・ジョンソン傘下の製薬企業、ヤンセンファーマと米製薬大手ファイザーの2社とワクチン購入を契約したと明らかにした。ヤンセンファーマとの契約は600万人分、ファイザーとは1000万人分。契約済みの英製薬大手アストラゼネカの1000万人分を含めても2600万人分で、韓国の人口約5178万人の約半分にとどまっている。

 ワクチン共同購入の国際的枠組み「COVAX(コバックス)」を通じた調達と、今後米モデルナ社と結ぶ契約を加えると4400万人分になるというが、それでも全人口には行き渡らない。

 米ブルームバーグが発表している各国・地域の新型コロナへの耐性を示すランキングでは、韓国はワクチン確保で53カ国・地域中33位。中央日報は「経済協力開発機構(OECD)加盟37カ国中34位の最下位圏」と嘆いている。


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