愛知県西尾市で、新型コロナウイルスの感染拡大防止が呼びかけられるなか、議会閉会後にコンパニオンが参加する、いわゆる“宴会”をした市議たちが22日、「軽率だった」と謝罪しました。


 神妙な面持ちで頭を下げる5人。

 謝罪会見を行ったのは、愛知県西尾市の自民党系の最大会派「市民クラブ」に所属する市議たちです。

 先週、市議14人が集まり“宴会”を開いていたことが物議を呼びました。

「忘年会ではなく”反省会”」 コロナ禍で4回も

「忘年会ではありません。議会の定例会が終わったんで、それの反省会、そういうことで」(宴会に出席した鈴木正章市議、取材に対し)

 12月の本会議が終わり、会派で集まり、14人で反省会を開いたといいます。
 
 しかし、その場にいたのは市議だけではなく、3人のコンパニオンがマスク姿でお酌していたといいます。
 
 さらに、この“宴会”、年内で4回目。

 コロナ禍のなか、3月、6月、9月にも宴会が行われ、そのたびにコンパニオンを呼んでいたといいます。

22日、謝罪会見を行った市議たち「コンパニオンは議員がコロナにならないように」

「誠に申し訳ないと十分思っていますし、市民の皆様には電話などをいただきまして、深く反省をしております」(西尾市議会「市民クラブ」小林敏秋 会長)

 22日の会見では、責任をとる姿勢として、会派の会長と幹事長が役職を辞任する方針を示しました。

 「明日、会派会議を予定しております。その場で会長・幹事長を辞職する方向で話をしております」(西尾市議会「市民クラブ」石川伸一 幹事長)

 また、コンパニオンなどの費用については「政務活動費とは一切別」とし、コンパニオンを呼んだのは「感染防止対策」と話します。

 「議員が立ったり座ったりするのは感染しやすいのではということで、席を立たずにコンパニオンにビールや焼酎を運んでもらうことで、以前のようにマスクなしではなく、議員がコロナにならないようにという配慮でした」(小林敏秋 会長)

 議員の経営する旅館で宴会を行ったことについては、経営する議員本人からも説明がありました。

 「『お前のとこ大変だで応援せな』という主旨の発言はもらったけれども、そんなことは二の次であるべきだったと今は思っております」(石川伸一幹事長)

 菅総理大臣がいわゆる「ステーキ会食」で批判を受けたあとの14人の宴会。

 議員からは、「中止」や「延期」の話はなかったといいます。

 「慣例化していたというので済ますつもりもありませんが、大変不適切な行動であったと、今は反省しております」(石川伸一 幹事長)

(12月22日 15:40〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)

メ〜テレ
12/22(火) 16:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/7dd297148446ef223379e7bbe16bc67f2af54299