自民党の門博文衆議院議員の公設秘書が、先月、和歌山市内で酒を飲んだ状態で車を運転し、警察に逮捕されていたことが分かりました。その後、釈放され任意で捜査が進められていますが、逮捕直後、警察に対し無職だと偽っていたということです。

酒気帯び運転の疑いで逮捕され、その後、釈放されたのは、門博文衆議院議員の公設第1秘書を務めていた中野泰寛元秘書(54)です。

警察によりますと、先月23日の午前0時半ごろ、和歌山市内の自宅近くの県道で酒を飲んだ状態で車を運転した疑いが持たれています。

パトロール中の警察官が速度を上げて走る車を見つけ、職務質問したところ、基準を超えるアルコールが検出されたため、その場で逮捕したということです。

車には妻と知人が乗っていましたが、門議員は乗っていなかったということです。

当時は公設第1秘書を務めていましたが、逮捕直後、警察に対し、無職だと偽っていたということです。

警察によりますと、元秘書はすでに釈放され、任意で捜査が進められていますが、逮捕を受けて事務所を解雇されたということです。

門議員の事務所はNHKの取材に対し「今回の件を確認した時点で解雇しています。休日中の私的なこととはいえ公設秘書としてあるまじき行為に深くおわびします」とコメントしています。

NHKニュース
2020年12月1日 20時29分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201201/k10012741131000.html