菅義偉首相(自民党総裁)は山口泰明・党選挙対策委員長に、衆院小選挙区で落選して比例区で2回続けて復活当選した現職議員について、次の衆院選で重複立候補を認めない方向で検討するよう要請した。

 自民は前回の衆院選直後の2017年11月、公認の前提となる選挙区支部長の「選任基本方針」を策定。2回以上続けて比例復活だった現職が立候補する場合は、比例区との重複を「原則として認めない方向」と明記し、次の衆院選時に正式決定するとしていた。

 首相は8日、山口氏と東京都内で会談。「党の活性化につながる」として、「比例復活は『連続2回まで』の原則の厳格化が必要だ」と求めたという。

 党関係者によると、対象議員は…

朝日新聞
2020年11月9日 18時54分
https://www.asahi.com/articles/ASNC965HVNC9UTFK00W.html