鬼は心の隙に忍び寄るありとあらゆる犯罪行為への欲求の暗喩であって、神道の鬼の観念に根幹を絶って本人が頑張ればというキリスト教のエクソシスト的意味合いも含んでいる。
誰にでも起こりうる悲劇であり、それを避けるには命懸けの抵抗が必要。
素直に読めばそう取れる作品を、その背景を類推して政治的に考察するのは自由だし、大人の側の楽しみにもなる。
ただ、その考察を子どもに押しつける為に作品そのものに手を加えるのは明らかに最低な大人のする行為。
コレはダメだと思うなら見せなければいいし、見せた後でフォローすれば良い。
ベタ塗り書き換えで最初から偽物を与えるのはナンセンス。