鈴木直道知事は23日午後の記者会見で、新たに新型コロナウイルスに感染した人が50人にのぼり、1日の新規感染者としては過去最多となったと明らかにした。うち札幌市は38人。知事は行動自粛などを要請する警戒ステージについて「直ちに引き上げることはないが、このまま感染が増えれば引き上げを検討しなければならない」と述べ、道民に対策の徹底を求めた。

 道内では感染第2波のピーク期の4月23日に45人の感染を確認したが、半年ぶりにこの水準を超えた。専門家からは感染第3波の到来を指摘する声も出ている。

 道内では23日まで27日連続で2桁の感染者を確認。感染者の居住地も札幌圏中心から、釧路管内や日高管内など全道に広がりを見せている。

 入院患者やホテルへの宿泊療養も増え、医療体制への影響にも懸念が強まっている。

北海道新聞
10/23 15:07 更新
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/473772