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2020年10月6日、韓国・文化日報は「米国が日本・インド・豪州のクアッド加盟国を中心に東アジア戦略を再編中だが、そこから韓国が除外されるいわゆる『コリアパッシング』現象が加速している」と伝えた。

菅義偉首相は同日、訪日中のポンペオ米国務長官と会談した。日米はその後、豪州のペイン外相とインドのジャイシャンカル外相を含めた「クアッド外相会談」を行う予定だ。記事は「この席でクワッド会議が定例化される可能性もある」とし、「11月の米大統領選挙とトランプ米大統領の新型コロナウイルス感染が波紋を広げる中でポンペオ長官が予定通り日本を訪問したことから、米国は日本とクアッド加盟国との協力に重要な戦略的価値を付与していると分析されている」と説明した。ポンペオ長官は7〜8日には韓国を訪問する予定だったが、「米国側のやむを得ない事情」を理由に直前で中止を発表している。

また、文在寅(ムン・ジェイン)政権は「外交政策の基盤は今も米韓同盟だ」と主張しているというが、記事は「米政府のインド太平洋戦略に(韓国が)あいまいな立場を見せ続けているため、米韓同盟の異常信号はさまざまなところで灯っている」と指摘。韓国では、「文政権発足後『米韓同盟が不安定だ』と感じる国民が2倍以上に増えた」との調査結果も出ているという。

この記事に韓国のネットユーザーからは「パッシングされてむしろありがたい。中国といざこざのない韓国が中国に対応する軍事活動をすれば一番にターゲットになる」「韓国は戦略的に加入しないだけ。加入すれば中国の経済制裁の理由になるから」「韓国は米国とは違う。中国と経済戦争が起きればそのダメージに耐えられない」「高高度防衛ミサイル(THAAD)配備への中国の報復がどれだけつらかったか忘れたの?」など、反論の声が続出している。(翻訳・編集/堂本)