次期衆院選に新潟5区から出馬する意向を固めている米山隆一前新潟知事(53)は12日、無所属で出馬することを明らかにした。野党各党に推薦を求める意向で、野党統一候補になれるかが焦点になる。

 米山氏はこの日、共産党県委員会の樋渡士自夫委員長、立憲民主党県連の西村智奈美代表、国民民主党県連の梅谷守代表とそれぞれ面会。推薦を求める要望書を手渡した。連合新潟や他の野党に対しても、後日要望書を提出する予定だという。

 報道陣の取材に応じた米山氏は、無所属での出馬について「私の政治スタンスが野党寄りだった。もともとそう(無所属で)考えており、自分の志を個人として世に問い、なるべく多くの方に支持を得たい」と語った。

 自民党の泉田裕彦衆院議員との元知事対決となることについては「選挙戦の相手はあくまで有権者なので、あまり関係ない。5区をはじめ県内の新型コロナで苦しむ地域の立て直しや、医療の問題を訴えたい」と述べた。【北村秀徳】

毎日新聞2020年9月13日 12時00分(最終更新 9月13日 12時29分)
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