>>333

「尖閣列島」は中国の歴代王朝の領土でもなかったのだが
1895年に「日本政府」が「無住地の先占」として日本領土に組み込み、どこもそれに異議を唱えなかったので日本領土として確定したのである
実際、1968年の中国の地図には「尖閣列島は沖縄県の7つの群島の一つ」として明記されている
しかし1968年に「国連機関」が「尖閣列島」周辺海域を海洋調査し、「油田が眠っている」と発表してから、にわかに雲行きが怪しくなってきた
まず1970年8月に台湾の楊仲揆という人物が「尖閣列島は台湾の領土」と言い始めた
これに乗って「台湾政府」が初めて「領有」を主張したのが、1971年6月11日のことである
それでもまだ中国は何もいっていなかった
1972年の田中訪中の際にも、田中が念のためにこの話題に触れた時、周恩来は「(台湾の)学者がいろいろいっているようだが、自分達は尖閣列島のことはよく知らない」と答えた
本当はそこではっきりさせておくべきだったのだが、あまり時間もなかったので、「日中共同宣言」の作成を優先し、「尖閣列島」についてはそのままにされたというのが実態である

それを「古来からの中国領土だ」と何の根拠も示さず一方的に決め付けて、力で奪い取ろうとしている中国こそ現代の「帝国主義」そのものであり、批判されて然るべきであろう