日本ジャーナリスト会議(JCJ)は8日、優れたジャーナリズム活動を表彰する2020年第63回のJCJ大賞に、安倍晋三首相の「桜を見る会」私物化を告発した「しんぶん赤旗」日曜版の連続スクープを選んだと発表しました。「しんぶん赤旗」の大賞受賞は初めてです。

 受賞理由は次の通りです。

 「しんぶん赤旗」日曜版は2019年10月13日号で、桜を見る会に首相の地元山口の数百人の後援会員を大量招待していた事実をスクープした。参加者の証言をもとに、安倍事務所が取り仕切り、高級ホテルで開いた前夜祭に山口の参加者を招待、税金でもてなした疑惑を告発。政権与党にも招待数を割り当てていた実態を明らかにした。この記事を契機に田村智子参院議員が国会で追及し、「桜」疑惑が一気に国政の重大課題に浮上。地道な調査報道を重ね、安倍政権の本性を明るみにしたスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた。

しんぶん赤旗
2020年9月8日(火)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik20/2020-09-08/2020090800_00_0.html