去年の参院選をめぐる買収事件で起訴された河井克行前法務大臣と妻の案里参院議員の裁判で、証人尋問が行われました。選挙スタッフだった男性は、「最終的な責任者は克行被告だった」と証言しました。

 河井被告(57)と妻の案里被告(46)は、去年の参院選をめぐり、地元議員らに現金を渡し買収した罪に問われ、いずれも無罪を主張しています。

 裁判では1日から証人尋問が始まり、克行被告の公設第一秘書で、案里被告の選挙スタッフだった男性が証言台に立ちました。検察側の質問に男性は、克行被告について「選挙のあらゆる活動の最終的な責任者だった」「頻繁に指示を受け、細部にまで報告を求められた」と証言しました。

 検察側は、今後、選挙スタッフ4人への証人尋問で、克行被告が選挙を取りしきる「総括主宰者」だったと立証したい考えです。

TBS NEWS
1日 18時06分
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