安倍首相の健康問題を揶揄? 立憲民主党を応援の非公式Twitterに批判の声
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安倍晋三首相の健康不安が連日報じられている中、立憲民主党に関する情報を“非公式キャラ”として発信してきたTwitterアカウントが25日夜、首相の健康問題を揶揄するかのようなツイートを投稿した。26日午後8時までにツイートは削除されたものの、大きな批判を浴びている。

このアカウントは党非公認ながら、党は相互フォローするなど、いわば“蜜月”な関係を保ってきた。ところが、今回の投稿が発覚すると党の公式アカウントは「当該アカウントに速やかに適切な対応を求める申入れを行いました」などと釈明。Twitter上で話題になっている。

問題のアカウントは、「立 憲 民 主 く ん」の名称で、党が発足した2017年10月にTwitterの利用を開始。「独自性のある無所属の非公式キャラ」などと党との関係を紹介している。フォロワーは現在、1.7万人を数え、党所属議員に関するニュースや党の訴えに沿う投稿などをリツイートしてきた。

アイコンは、旧民主党時代の公認ゆるキャラ「民主くん」が“立憲民主党”にちなんでリッケンバッカー製のギターを抱えたキャラクターで、あたかも党公認のアカウントに見間違えてしまう。キャラクターは党公認候補の街頭演説に登場している様子が確認されている。

削除された投稿は、大平正芳首相(第68、69代)と小渕恵三首相(第84代)が1980年から20年おきに相次いで在職中に死亡したことを紹介。今年が2020年であることをほのめかし、「安倍さんは十分に気をつけて欲しいですね。」などと記していた。

これには、Twitter上で「不謹慎極まりない」「一度、公の場で謝罪しては」などと批判が続出。投稿は既に削除されたものの、このアカウントからは批判に対する釈明や反論は確認できていない。

Twitterアカウウト「立 憲 民 主 く ん@rikken_minshu」は立憲民主党とは、無関係です。前からアカウントの存在及び発信内容については把握していましたが、今般のツイート内容は看過できるものではなく、当該アカウントに速やかに適切な対応を求める申入れを行いました。
— 立憲民主党(りっけん) (@CDP2017) August 26, 2020

党は26日午後5時ごろ、Twitter公式アカウントで「前からアカウントの存在及び発信内容については把握していましたが、今般のツイート内容は看過できるものではなく」などと投稿。問題のアカウントに対して適切な措置をとるよう申し入れたことを明かしたものの、批判の声は党にも及んでいる。