去年の参議院選挙をめぐって公職選挙法違反の罪で起訴された前法務大臣の河井克行被告の2度目の保釈請求について、東京地裁は被告側の準抗告を棄却し、保釈を認めませんでした。

 前法務大臣で衆議院議員の河井克行被告(57)と妻で参議院議員の案里被告(46)は、案里被告が初当選した去年の選挙をめぐって地元議員ら100人に総額およそ2900万円を渡して買収した公職選挙法違反の罪で先月、起訴されています。

 河井前大臣側は今月、2度目の保釈請求をしましたが却下され、これを不服として準抗告をしましたが、東京地裁は18日付けで棄却しました。

 河井夫妻の初公判は今月25日に開かれる予定で、関係者によりますと、夫妻側はいずれも無罪を主張するとともに、「地元議員らが立件されず、違法な司法取引が行われた疑いがある」と裁判打ち切りを求めることを検討しているということです。

TBS NEWS
18日 14時25分
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4055903.htm?1597734603437