新聞労連は7日、広島市で6日に開かれた安倍晋三首相の記者会見時に、質問を続けた朝日新聞記者の腕を官邸報道室の職員がつかんで制止したとして「『報道の自由』や『知る権利』を侵害する許しがたい行為」と抗議する声明を出した。首相官邸に対し、オープンで公正な記者会見の運営をするよう求めている。

 声明では、近年の首相記者会見では官邸の意に沿わない記者の質問が妨害されることが繰り返されていると主張。

 菅義偉官房長官が7日に「速やかな移動を促すべく職員が注意喚起した。腕をつかむことはしていない」と説明したことにも「妨害行為を正当化している。驚くべきことだ」と批判した。

共同通信
2020/8/7 21:31 (JST)
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