立憲民主党の枝野幸男代表は24日、京都市の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の嘱託殺人事件に関し、安楽死や尊厳死と関連付けて議論すべきではないとの認識を示した。「まず安楽死事件ではない。主治医でも従来関係があったわけでもない方があやめたということだ。結び付けること自体が本質を見誤る」と福岡県久留米市で記者団に述べた。

 同時に「今回のようなことは絶対に許されないという共通認識を持ち、捜査や裁判を通じて犯罪を構成するならば処罰するべきだ」と指摘。「死ぬ権利の議論の前に、生きる権利をしっかりと守らなければならない。この国では十分に確保されておらず、むしろ揺らいでいる」とも語った。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200724/plt2007240008-a.html