昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、前法相の衆院議員河井克行被告(57)と妻の参院議員案里被告(46)に対する公選法違反罪での起訴内容の詳細が10日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、6人に対する計325万円の配布を逮捕容疑に加えて起訴。6人のうち1人は元国会議員秘書の男性で、2回にわたって計300万円を渡したと認定していた。

 克行前法相は昨年3〜8月、地元議員ら100人に計2900万円余りを配ったとして起訴された。案里議員は、うち5人に対する170万円の配布について共謀したとされる。

共同通信
2020/7/10 22:01 (JST)
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