読売新聞社は12日投開票の鹿児島県知事選について、世論調査と取材を基に情勢を分析した。再選を目指す現職の三反園訓氏と、新人で前九州経済産業局長の塩田康一氏、前知事の伊藤祐一郎氏の3人が激しく競り合っている。ただ、有権者の約3割が態度を明らかにしておらず、情勢は変わる可能性がある。

 自民、公明の推薦を受ける三反園氏は、自民支持層への浸透が3割強にとどまっている。塩田氏は、立憲民主支持層の約4割の支持を得た。伊藤氏は、自民支持層の約2割の支持を集めている。無党派層からは、三反園氏と伊藤氏が各1割強、塩田氏が2割弱の支持を受けている。

 調査は3〜5日、鹿児島県を対象に、無作為に作成した番号に電話をかける方法で実施。有権者在住が判明した1377世帯の中から784人の回答を得た。回答率57%。

読売新聞
2020/07/05 22:08
https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20200705-OYT1T50134/