新型コロナウイルスの感染の第2波に備えるため、安倍総理大臣は、自民党の提言を踏まえ、検査体制の拡充や医療体制の強化に取り組む考えを示しました。

自民党の岸田政務調査会長らは7月1日、総理大臣官邸で安倍総理大臣と面会し、新型コロナウイルスの感染拡大防止に向けて、提言書を手渡しました。

岸田氏は「東京の状況を見ると、まだまだ油断できず、長期戦も覚悟しなければいけない」と述べました。

そして、全自動のPCR検査装置の導入や抗原検査キットの生産体制の強化など検査能力を大幅に増強することや、感染拡大の再流行に備え都道府県ごとに感染状況に応じて病床や宿泊療養施設を確保することなどを求めました。

これに対し、安倍総理大臣は「政治の最大の使命は、国民の命と健康、そして雇用を守ることだ。次なる感染拡大に備えることが重要で、医療体制の強化や検査体制の拡充もしっかり行いたい」と応じました。

NHKニュース
2020年7月1日 19時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200701/k10012491731000.html