自民党の石破茂元幹事長は25日、TBSのCS番組収録で、河井克行前法相夫妻が逮捕された買収事件を受けて、安倍晋三首相が法相に任命した理由を説明すべきだとの認識を示した。「なぜ適材適所でベストな人材だと判断したのか。誤っていたならそう言うべきだ」と述べた。

 自民党本部は昨年4〜6月、政党交付金などから計1億5千万円を夫妻側に提供しており、野党が使い道を追及している。

 石破氏は、収録に先立つ石破派会合で「(買収の)原資が政党交付金や党費ならば党員の理解は得られない」と強調。有権者の視線は厳しいとして「自民党がどうあるべきか議論しないと、次の衆院選で厳しい審判を受ける」と訴えた。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200625/plt2006250029-a.html