安倍晋三首相は9日の衆院予算委員会で、新型コロナウイルス対応のため国会閉会後に衆参両院議員のいずれか4分の1以上が求めれば臨時国会を開くべきだとの野党議員の要求に対して「4分の1というのは仮定の話だ。仮定の質問に答えるのは差し控える」と明言を避けた。2020年度第2次補正予算案への10兆円の巨額予備費の計上は今後の国会審議を避ける狙いがあるとの指摘に「全く的外れな批判だ」と反論した。

 10兆円の予備費の積算根拠に関し「新型コロナウイルスの第2波、第3波が襲来し、事態が大幅に深刻化した場合には、少なくとも5兆円程度が必要になる」と説明した。

共同通信
2020/6/9 16:09 (JST)
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