自民党の石破茂元幹事長は18日、検察官の定年を引き上げる検察庁法改正案の今国会での成立が見送られたことについて「国民の多くが今国会の成立に反対している以上、今回の判断は適切かつ賢明だと考えている」と述べた。国会内で記者団の取材に答えた。

 石破氏は、改正案に関してツイッター上で抗議の声が多数上がったことについては「ツイートが激増したことが、状況が変わった大きな背景」と指摘した。

 また、元検事総長の松尾邦弘氏らが改正案に反対する意見書を提出したことに触れ、「その職に誇りと責任をもって邁進(まいしん)してきた方々が『これはいかん』といわれた。それが大きな力だったと思うし、そこに思いが至らなかったことは与党の一員として深く反省しなければならない」と語った。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200518/plt2005180029-a.html