12日放送のTBS系「news23」(月〜木曜・後11時、金曜・後11時半)で、検察官の定年延長を可能にする検察庁法の改正案をめぐり、ツイッターなどで抗議の声が続出していることに対し、森法務大臣が検察官の定年引き上げについて「一般職の国家公務員の定年引き上げに合わせて行われるもので問題ない」と述べたことを報じた。

 さらに森氏は「国民の誤解や疑念については真摯に説明してまいりたい。そのうえで改正案の内容については、問題の無いものだと思っています」などとし、法改正が、すでに閣議決定で定年延長された東京高検の黒川弘務検事長の人事とは関係がないことを強調した。

 アンカーでジャーナリストの星浩氏は、今回の法改正に「この法案、いろんな疑念、懸念があるんですけど」とした上で「安倍政権は、どうもこういう疑念が出てくると、疑念を持つ方が悪いんだ、誤解なんだということで、なんで疑念を持つことに正面から向き合ってくれない」と指摘した。

 さらに「森法務大臣もまともな答弁もしていないし、この委員会審議はまともな議論がないまま強行採決になると反発がいっそう強まると思います」とコメントしていた。

スポーツ報知
2020年5月13日 6時50分
https://hochi.news/articles/20200513-OHT1T50077.html