【ロサンゼルス共同】絶滅危惧種ジュゴン保護のため日米の環境保護団体などが米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設工事の中止を求めた訴訟の控訴審で、米サンフランシスコの連邦高裁は6日、請求を棄却した一審判決を支持する原告敗訴の判断を示した。米メディアが伝えた。

 環境保護団体側は、工事がジュゴンに及ぼす影響について米国防総省は沖縄県や名護市と協議しておらず、米文化財保護法が定める義務を果たしていないと主張していたが、高裁は、特定の人物や団体との協議が必要なわけではなく検討は十分に行われたと指摘した。

 環境保護団体側は上訴も検討するとしている。

共同通信
2020/5/7 21:10 (JST)
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