竹本直一IT・科学技術担当相は24日の閣議後の記者会見で、自身が務める「日本の印章制度・文化を守る議員連盟」(はんこ議連)の会長職について「辞めろと言われれば辞めても構わない」と述べた。

 政府は新型コロナウイルス対策で在宅勤務を促進。紙や印鑑を前提とした業務の在り方を見直す方針を示しているが、施策を進めるIT担当相がはんこ議連の会長を務めていることに、一部からは疑問の声が上がっていた。

 竹本氏は印鑑を手掛ける業界では、テレワークの広がりではんこ離れが進むとの懸念があるとした上で「はんこの文化を時代にどう共存させていくかを考えなければならない」と語った。

 一方で、竹本氏は「はんこ業界は山梨県に多い。議連には山梨の議員が多く加盟しているが、私は(選挙区が)大阪なのであまり関係ない」とも述べた。

産経新聞
https://www.sankei.com/politics/amp/200424/plt2004240014-a.html